新興市場 2004 12 26
日本企業というと、大企業を連想するでしょうが、
実は、日本企業の大部分は、中小企業です。
しかし、不良債権処理の加速で、
日本の中小企業は、大きなダメージを受けました(下記を参照)。
こうなると、次善の策は、
新興市場の企業を発展させるしかないでしょう。
不良債権処理 bad-debt disposal 2004 12 24
不良債権処理は、現在、最終段階にあると言われます。
しかし、この不良債権処理の手順に、誤りがあったために、
国民生活に重大な影響が及んだと言えるでしょう。
大口の不良債権である「ゼネコン、流通、不動産」の不良債権処理を後回しにした結果、
どうなったか。
結局、不良債権処理の加速は、中小企業に向かうことになったのです。
そして、中小企業に対する不良債権処理の加速どころか、
中小企業に対する「貸し渋り、貸しはがし」まで起きてしまいました。
これが、日本経済を萎縮させたのです。
「ゼネコン、流通、不動産」の不良債権処理は、国民生活に重大な影響が出ると言って、
こうしたものを後回しにした結果、中小企業に対して厳しい不良債権処理となり、
これが、結果的に、国民生活に重大な影響が及ぶことになったのです。
日本企業というと、大企業を連想するでしょうが、
実は、日本企業の大部分は、中小企業です。
大企業は、日本企業の数パーセントしかありません。
こうした不幸な結果は、「政府の失敗」と言えるでしょう。
原則は、大口の不良債権である「ゼネコン、流通、不動産」の
不良債権処理を先行させるべきだったのです。
しかし、こうした産業には、政官業の癒着がありましたので、
ズルズルと、後回しになってきたのです。
新興市場 2004 12 21
新興市場の銘柄は、もう少し頑張ってほしいと思います。
新興市場の指数を見ると、底値圏にあります。
しかし、これでは、いけません。
新興市場から、新しい産業が、どんどん生まれていかないと、日本の繁栄はありません。
閉塞感のある「今の日本の状況」を打破するのは、新興市場の企業です。
現在、国際的に有名な大企業でも、かつては新興企業だったはずです。
新興市場の新しい産業が、どんどん成長していくことが、日本復活の原動力となるでしょう。
こうした新しい企業が、数年後には、東証一部市場で活躍している。
これが、日本復活のイメージとなるでしょう。
今までなかったような産業、あるいは昔では考えられなかった産業が、
大きくなる時、閉塞感のある現状を打破し、新しい日本のイメージを作っていくでしょう。
みんな悲観的になりすぎています。
大企業が現状を打破できないならば、
新興市場の企業が、新しい日本を作ると考えるべきです。